子どもだけが残る車が全焼 発炎筒を扱ううちに火

子どもだけが残る車が全焼 発炎筒を扱ううちに火

子どもだけが残る車が全焼 発炎筒を扱ううちに火

こちらの映像は19日夕方、遠賀町で撮影されました。燃えている車には子ども3人が乗っていましたが、間一髪のところで助け出されました。あわや大惨事の火事、原因は備え付けの「発炎筒」でした。

響き渡る警告音と消防車のサイレン。車から炎と黒煙が激しく上がっています。

火事は19日午後5時半ごろ、遠賀町今古賀の駐車場で起きました。

車には0歳の長女と2歳の三男、それに4歳の次男の3人。母親と6歳の長男は買い物に出ていました。

幸い子どもたちは次男に呼び戻された母親に助け出され無事でした。

原因は、助手席の次男が足元から取り出した「発炎筒」。遊んでいる間に火がついたということです。

緊急時に周囲に危険を知らせるため、車両に設置が義務づけられている発炎筒。すぐに取り出せるよう、基本的には助手席の足元に設置されています。

「こちらを開けてもらっても特に何も起こりません。紙やすりがあるので、こっちの部分と擦り合わせると火をつけることができます」と説明するのはJAF福岡支部の下田裕也さん。

一般的に燃焼時間は5分で、悪天候でも使えるよう、多少のことで消えることはありません。

JAF福岡支部の永松純一さんは「危険を知らせるために積んでいるものではあるが、それによって火災や火傷につながることが考えられる。子どもでも簡単に火をつけてしまう可能性があるので、小さな子どもを車内に残さないのが大事」と話しています。


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